小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017《2019年改訂版》
発売日 :2019年12月14日
監修 :荒川浩一/足立雄一/海老澤元宏/藤澤隆夫
作成 :日本小児アレルギー学会
ISBN :978-4-87794-213-7
定価 :本体4,200円+税
判型 :B5判、本文256ページ
【2019年改訂版の変更点】
生物学的製剤として新たに加わった抗IL-4/IL-13受容体α鎖に対するヒト型モノクローナル抗体(デュピルマブ)が、2019年3月に12歳以上の難治喘息患者に対して保険適用となったことから、新しい薬剤の情報を追加しました。
6年ぶりの改訂版ではMindsの手法に則り、作成グループに外部委員として4学会、患者団体から1名ずつを招き、また公募によりシステマティックレビュー(SR)チームに24名が選考され、より広い意見の集約と科学的な論証が構築されました。JPGL2012からの主な変更点は、「長期管理」と「急性増悪(発作)」において、Clinical Question(CQ)を設定し、治療の全体像や要点を分かりやすく示したこと、SFCが6歳以上の治療ステップ3「基本治療」に加わり、LABAが「短期追加治療」に位置付けられたこと、抗IgE抗体製剤オマリズマブを収載したこと、5歳以下を「乳幼児喘息」として厳密な診断を推奨していることなどが挙げられます。また、2012年版の内容がすべて見直されて6年間の新しい知見が反映され、「診断のフローチャート」などの新たな図表が収載されました。
〔訂正〕
日本小児アレルギー学会喘息治療・管理ガイドライン委員会からの申し出により、第9章「乳幼児期の特殊性とその対応」の図9-1「乳幼児の喘鳴性疾患の分類(Tucson Children’s Respiratory Study)」(p.167)について、引用論文を23)から22)に訂正いたします。