≪日本医師会生涯教育シリーズ≫ わかりやすい感覚器疾患
発売日 :2018年7月20日
監修 :小川 郁・寺﨑浩子
編集 :前田直之・三輪高喜・室田浩之
発行 :日本医師会
ISBN :978-4-87794-199-4
定価 :本体5,500円+税
判型 :B5判、本文364ページ
超高齢社会を迎え、高齢者にとって避けられない障害の1つである感覚器疾患の理解が必要になっている。WHOが発表しているWorld Health Reportsによると、高齢者のQOLに影響する10 疾患の中にも白内障、視覚障害、聴覚障害の3つの感覚器疾患が含まれており、障害者の数としても先進国と開発途上国、いずれでも最も多い障害が聴覚障害であり、次いで屈折障害や黄斑変性などの視覚障害が続いている。このように感覚器疾患はそれぞれの分野の専門医のみならず、一般臨床医にとっても身近な障害である。本書では「視覚」「聴覚」「平衡覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」における感覚器疾患の原因疾患の病態から、診断の手順と診断に必要な検査法、基本的な治療法まで、主に一般臨床医にとっても分かりやすい解説書となるように企画し、あえて手術手技など専門的な解説はできるだけ割愛している。在宅診療を含めた日常臨床の現場で座右のテキストとなるよう配慮された1冊である。
(本書は日本医師会生涯教育シリーズ―94[日本医師会雑誌 第147巻・特別号(1)/
平成30年6月15日刊]をそのまま単行本化したものです)