喘息診療実践ガイドライン2024

発売日 :2024年7月13日
作成 :一般社団法人日本喘息学会喘息診療実践ガイドライン作成委員会
ISBN :978-4-87794-238-0
定価 :2,420円(本体2,200円+税10%)
体裁 :B5判、本文86ページ

喘息という疾患は”common disease”であり、患者さんの約80%は喘息を専門としていないクリニックなどで受診されています。そこで、日本喘息学会では「非専門医の先生方による喘息診療をいかに行うか?」という観点から診療ガイドラインを作成しました。診断においては問診を最も重要なポイントとしてとらえ、また治療においては個々人の患者さんに最適な治療法を考える“Precision Medicine”と、喘息の多様な臨床症状と患者さんごとの背景などを検討して最良の治療法を選択する“Treatable traitapproach”を見据えた診療ガイドラインとなっています。

『喘息診療実践ガイドライン』は2021年版の発刊以来、最新の情報を盛り込んで改訂を重ね、今回の2024年版は3回目の改訂になります。今回の改訂では、検討が重ねられ、次のような改訂を行いました。

  • 項目ごとの「改訂のポイント」が示されました。
  • 喘息を疑ってからどのように診療が進められるかをすぐに理解していただけるように、本ガイドラインの構成に沿って「一目でわかる喘息診療の基本的ロードマップ」が新たに作成されました。
  • 喘息の分類が旧来のアトピー型喘息・非アトピー型喘息から、『タイプ2喘息・低タイプ2喘息』に変更されました。重症喘息の一部ではタイプ2炎症の関与が乏しい症例(低タイプ2喘息あるいは非タイプ2喘息)が認められることが示されました。
  • 検査・評価の章に、適切な評価と定期的なモニタリングによって効果的な喘息治療と予後改善を図ることが可能となる「血中好酸球数」が新たな項目として解説されました。
  • 喘息治療のフローでは、中用量ICS/LABAにより治療を開始してコントロール不十分/不良の場合に“Treatable traits”を抽出し、「タイプ2炎症」「咳、痰、気流制限」「鼻炎」「GERD」などの要因を挙げて、基本的な治療の追加など個別の対応が必要であることが示されました。
  • さまざまな疾患ですぐれた効果を示す生物学的製剤について、「投与対象者」「投与前の確認事項」「薬剤選択」「投与中モニタリング」が『生物学的製剤の適正使用』として簡潔明瞭に示されました。
  • 『吸入療法など』では、必要に応じて二次元コードを示すことによって『吸入療法エキスパートのためのガイドブック2023』との連携を図っています。
  • 『小児の喘息』の治療を充実させるために新たに章として独立させて「病態、診断」「喘息コントロールの評価」「治療」が解説されました。

上記のほかにも、「喘息の病態」「診断」「検査・評価」「治療」「合併症」など全編にわたって最新の情報が反映されて、喘息を専門としない医師や医療従事者だけでなく、喘息の患者さんの診療に関わる方々にとっての必携の書としてより高い完成度の診療ガイドラインとなっています。

目次

  • 一目でわかる喘息診療の基本的ロードマップ
  • 1 喘息の病態
  • 2 喘息の診断
  • 3 検査・評価
  • 4 治療
  • 5 合併症
  • 6 吸入療法など
  • 7 小児の喘息
  • 8 その他

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訂正について

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転載許諾申請方法

『喘息診療実践ガイドライン2024』転載許諾申請方法

株式会社協和企画
2024年7月16日

『喘息診療実践ガイドライン2024』(PGAM2024)の出版権は、株式会社協和企画に帰属します。掲載された図表などを利用する場合は、転載許諾申請手続きをしていただきますようお願い致します。

※PGAM2024の著作権は一般社団法人日本喘息学会に帰属しています。同時に転載許諾申請の手続きをしていただきたくお願い致します。
https://jasweb.or.jp/guideline.html

学術目的での利用
非営利目的の研究や教育活動、または出版物で利用される場合は、無料です。必ず、ご利用になる著作物の出典を明示して下さい。

営利目的での利用
企業商品の販促活動でのご利用については出版権料を以下に示す料金表に従いお支払い下さい。ご申請前に必ずご確認をお願い致します。

『喘息診療実践ガイドライン2024』転載許諾料金表

利用種別 非営利 営利
利用目的 主に学術を目的とする場合
(研究、教育活動、学術書等)
主に商用を目的とする場合
(製薬会社の販促用資料等)
申請者の種類 出版社等 製薬会社・食品会社等
転載図表数  図表1~5個 図表6個以上 図表1~5個 図表6個以上
料金 無料 1点5万円 30万円

(税抜)

注1) 料金は印刷部数やネット転載(スライド、CDなど電子的利用)などのメディアの種類を問わない。
注2) 営利目的の学術出版物や一般消費者向けの出版物も非営利の範疇とする。
注3) 印刷物の内容をネット、スライド、CD等の電子的に利用する場合は、別の申請とみなし、それぞれに課金する。

転載許諾申請の手続き

  1. 転載許諾申請書に必要事項を記入の上、返信用封筒を同封して編集事務局あてに郵送して下さい。 (下記の申請書フォームをダウンロードしてご利用下さい)
  2. 申請書類に基づき、審査結果を学会事務局に照会・確認させていただきます。
  3. 結果を申請者に通知します。営利目的での利用については、あわせて請求書もお送りします。申請から通知まで2~3週間程度かかりますので、ご了承下さい。

申請書フォーム Word版

問い合わせ先

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ13階
株式会社協和企画内 『喘息診療実践ガイドライン2024』編集事務局

お問い合わせはメールにてお願いします。
E-mail:me_@intage.com

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